一戸建て住宅やマンションなどの不動産購入の際、多くの方が火災保険に加入します。
しかし、必ず入らなければならない義務はありません。
今回、保険の必要性と相場がどれくらいなのかご紹介！
ぜひ、不動産購入を検討しているかたはこの記事を参考にしてみてください。
火災保険加入は義務ではない？
不動産を購入する際、保険の加入は義務ではありません。
しかし、不動産を購入する際に多くの方が利用する住宅ローン会社は火災保険加入を条件にしています。
理由は、長期間にわたり貸したお金を返済するなかで多くの不動産は購入時に住宅ローンを申込んだ金融機関や自治体の抵当権がついています。
その建物が火災や自然災害によって損害を受けた場合に不動産の価値が下がる、貸したお金が戻ってこないなど考えられるからです。
このような不足の事態が生じることが考えられるため火災保険加入を条件にしています。
この保険では、たとえば自分の家が原因で火災が起き隣の家に火が移ってしまった場合の損害賠償保証もあるため、火災保険は必要性のあるものといえます。
また、火災保険と同時に加入するのが家財保険や地震保険です。
地震保険は、火災保険と同様の理由が挙げられます。
家財保険は、火災の際に燃えてしまった場合に保証される金額のため、実際に火災や自然災害が起きた際に助かります。
経費に計上できる？
火災保険料は、家を事務所として使っている個人事業主や会社経営者であれば保険料を経費として計上できます。
ここで注意点として、一括で支払った保険料がすべて年末控除として使えるわけではありません。
多くの保険は、3年や5年、10年など長期契約されます。
そのため支払った額を契約年数で割ったものが計上されます。
相場はどれくらい？
保険料は、加入するプランによって異なります。
保証する金額や条件を手厚くすれば医療保険と同様高くなります。
また、立地や固定資産税の決定に使われる評価額などによって保険料は変動します。
このようにはっきりとした保険料の相場はありません。
●高くなる傾向として5つ挙げられます。
●建物の構造が木造。
●専有面積が広い。
●所在地（自然災害が多い地域）
●保証内容追加や高額を選択。
●追加特約を付けた場合。
これらによって相場はことなり10年一括契約の場合、2万円前後から20万円以上となります。
保証会社によっても金額はまちまちですので複数見積りを依頼するといいでしょう。
まとめ
不動産購入の際の火災保険加入は義務ではありませんが住宅ローンを組むためには必要なものであり損害賠償などから守ってくれる必要性のあるものです。
この保険料の相場は、加入するプランや提供する会社によっても異なります。
一般的な目安として10年一括契約で2万円前後から20万円以上となります。
また、会社経営者や個人事業主で家を事業所または事務所としている場合は経費として使えます。
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