不動産の売却を検討している方は、レインズについて聞いたことがあるかもしれません。
しかし、詳細な意味まで知っている方は限られているのではないでしょうか。
そこで、この記事でレインズについて詳しく解説していきます。
レインズとは？不動産を売却する際に活用するシステム
レインズとは、不動産業者のみが登録・利用できる不動産ネットワークシステムのことで、登録された全国の売買物件の情報が閲覧できます。
登録されている情報の一例は、下記のとおりです。
●物件の内部
●物件の外観
●図面
このように、物件の詳細な情報を確かめられます。
システムへ登録するには、売主が不動産会社へ依頼をします。
そこで初めて利用開始されるので、個人では登録が難しいと覚えておきましょう。
なお、下記の契約形態は、登録が義務づけられています。
●専任媒介契約
●専属専任媒介契約
不動産会社と契約を結んだあと、専任媒介契約なら売主の依頼から7日以内、専任専属契約なら5日以内に登録をおこないます。
不動産を希望の条件で売却するためには、正確な情報を外部へ発信しなければなりません。
レインズに登録し、多くの不動産会社に情報を提供することで、スピーディーな売買につながりますよ。
また過去の取引データも残っているので、相場より安く売ってしまうリスクも避けることができます。
不動産の売却時にレインズへ登録するメリットとデメリット
続いて、不動産の売却時にレインズへ登録するメリットとデメリットを解説します。
不動産の売却時期を早められる
不動産は、上手に売却しないといつまでも売れ残ってしまいます。
これを防ぐためには、売買する対象を広げることが必要です。
レインズに登録すれば、全国の方へ物件の情報が行き渡ります。
そのため、早く買主が見つかりやすいことがメリットです。
図面を掲載できる
不動産関係の広告媒体は、載せられる項目が限られています。
しかし、レインズへは詳細な情報を載せることができ、たとえば売主が作成した図面も掲載が可能です。
購入希望者へ詳細な情報を伝えられることで、早い成約に結びつく可能性が高まります。
このようなメリットがある一方で、デメリットも存在します
情報の更新が早く、物件が売れ残る可能性がある
物件の情報がリアルタイムで更新されることは良いことです。
しかし、すぐに埋もれていく可能性が考えられます。
そのため、場合によっては売れるまでに時間がかかります。
多くの人に物件の情報が知られてしまう
不特定多数が閲覧できるため、広範囲に情報が知られてしまいます。
限られた範囲の人だけに知らせたい方にとっては、デメリットとなってしまいます。
まとめ
レインズとは、物件を売却する際、情報を公開するシステムです。
活用したい方は、お気軽にご相談ください。
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